コロナウイルスの感染拡大が続いています。
今後日本の状況がどうなるかわかりません。
ゴールデンウイークはステイホームウィークになりました。
暇つぶしにこのブログでも読んでみてください。
前回の続きです。
皮膚、眼輪筋、ROOF、眼窩脂肪を切除したモニター様を見てみましょう。
まず、術前後です。
瞼が薄くなり、二重幅も広く、目の開きもよくなりました。
厚い瞼の方の典型的な変化です。
術前のデザインです。
若い方の場合、眉の内側の切除幅を大きくとらないと、つり目になります。
他院の修正手術の際は、たいてい内側の切除が足りていないので取り足します。
切除した組織です。上から順に、皮膚、眼輪筋、ROOF、眼窩脂肪です。
※ここからの写真は組織摘出物や術中写真になりますので、閲覧にはご注意下さい。
眼輪筋もROOFも眼窩脂肪も、皮膚と同じくらい厚みがあります。
これらを切除せずに、瞼の中に残していたらどうなるか想像してみてください。
手術中の様子です。
眼輪筋を切除しているところです。皮膚はすでに切除してあります。
眼輪筋の下に、ROOFが見えています。
眼輪筋を切除した後で、ROOF、眼窩脂肪を切除します。
ROOFを切除するにはまずその上の、眼輪筋を切除しないといけないのが分かります。
次に、ROOFと眼窩脂肪を切除している様子を別のモニター様で見てみましょう。
眼輪筋、ROOFを切除し、眼窩隔膜を開くと眼窩脂肪があふれて出てきます。
あふれて出てくるほど眼窩脂肪が多いと、目の開きの邪魔をしているので、
切除すれば目の開きもよくなります。
眉の上は切除した眼輪筋、瞼の上は切除したROOFです。
ピンセットで挟んでいるのが、眼窩脂肪の内側と外側のコンパートメントです。
眼窩脂肪は目の奥に、この10倍近く残っていますので、くぼみ目にはなりません。
こちらのモニター様の切除した皮膚、眼輪筋、ROOF、眼窩脂肪です。
眼輪筋、ROOF、眼窩脂肪のボリュームは相当あります。
こちらが術前後です。
瞼がスッキリして、二重の幅も広くなりました。
もし、皮膚切除のみであれば、この変化は得られません。
瞼が厚い方に皮膚切除のみの眉下切開を行うと、再手術になる可能性が高いです。
次回は、眉下切開 特別講座 眼輪筋切除が必要な理由 連載⑧ 傷跡について です。
眉下切開のご手術金額は¥418,000(税込み)です。
脂肪除去はプラス¥110,000(税込み)です。
眉下切開の主な合併症は、腫脹、内出血、血腫、感染症、肥厚性瘢痕、兎眼、ドライアイ、屈折異常です。